2011年7月7日
キーワードは「５０」、奥さまは 宝石セラピスト（前編）
パワーストーン、という言葉をお聞きになったことがありますか？
直訳すると「力石」ですね・笑
そう、石には、何らかの「力」がある。
古代の人々はそう信じていました。
特に王族は、権力の誇示と同時にその不思議な力を
こぞって、身につけようとしたのでした。
現代にも その不思議な力を復活させようと、
頑張っておられる方がたくさんおられます。
今回、ご紹介する 迫ミレイさんもそのお一人です。
完全反射のダイアモンド「アルカダイアモンド」を
販売する会社で、宝石セラピストとして、
広島県福山市と東京を始め、社長であるご主人と一緒に、
全国を飛び回る日々です。
同性の私の目から見ても 笑顔がステキで、
可愛さと無邪気さが魅力的な女性です。
「結婚したのは、私が２４歳、主人が２６歳のときです。
お見合いをしたのは、主人の父が亡くなる直前でした。
結婚式が主人の社長就任のお披露目のような場面で、
式を挙げて義父はすぐに亡くなりました。
結婚して最初の５年ほどは、仕事を手伝っていましたが、
どんどん会社が大きくなっていき、私は主婦になりました。
事業がピークの時期に、あるダイアモンドに出会いました。
２００３年のことです。
それまではうちは、宝石業界で、卸をやっていました。
ええ、卸の時代は、本当にいろんなことがありましたね（苦笑）
私たちが出会ったその「完全反射のダイアモンド」には、
不思議な魅力がありました。
卸をやめて、事業をこのダイアモンドに特化する、と
決断したのは彼です。
宝石業界で確実に売上を伸ばしていたのは小売業でした。
業界の中で、生き残っているのは、メーカー機能を持って
直接小売をしている業態のみでした。
（たとえばティファニーやカルティエなど）
主人は、先見性があると思っています。ただ、彼の視線は
早すぎて、理解されないことが多いんです。
「私も本当にこれでいいのかしら？」と迷いもあったのですが、
彼の直感を信じようと思っていました。
私たちが出会った不思議なダイアモンドとは、
独特なカットによって、石に「癒す力」が生まれるというものでした。
宝石卸の仕事を止めて、このダイアモンドの直販に切り替えようと
したのですが、突然の方向転換に、付いてこれない社員の方も多くて。
当時４０人くらいいた社員もどんどん少なくなり、１ヶ月に
何人もが辞表を出して、ほとんど毎月のように人が辞めていきました。
最後の方には、私たちの方がリストラされるのかっていうくらい（苦笑）、
残ったのは、社長と自分を含めて、全部で８名でした。
さらには、「身体を癒すダイアモンド」と表現したら、長年の
お付き合いのあった銀行から、取引停止と言われました。
霊感商法のように思われたようです。
たくさんあった宝石の在庫も、金庫室に入れて仕舞ってしまい、
売ることができなくなってしまいました。
ダイアモンドをカットをしてくれる職人さんを支えるために、
ひたすらに注文を出すしかないので、
みるみるうちに、会社のプール資金、個人の資産、どんどん
減っていきました。
えぇ、もう、何千万単位でしたね(^^;)」
（＠o＠) （＠o＠)（＠o＠)/
それは、本当に不安だったことでしょう・・・。
「えぇ、それは本当にね。だけど義父に感謝しました。
会社を守れたのも、義父の資産があったおかげでしたから。
私は経理をやっていたので、お金を全部出していくと、
どうしても守りに入ろうとするんです。
当時、子どもたちも育ち盛りで、上は大学生、下の子は小学生。
私は、子どもに残せるのは、経験だけだと思っているんです。
モノはなくなるけど、体験や知識は消えない。それを守るために
学費を残そうとしてしまいます。
そうすると、今まで主人が苦労してきたことが、全て水の泡に
なってしまう。
今を乗り切ったら、きっとうまくいくかもしれない。
ここで私が、主人の足を引っ張ってはいけない。
そう思って、印鑑を全部、主人に預けたんです。」
（ＴoＴ）（ＴoＴ）（ＴoＴ）
糟糠の妻、とはこのことではありませんか・・・（号泣）
「でも、それで、どうやってでも生きていけるわ、と身軽になれました。
欲は捨ててしまう。家だってなくしてしいまえばラクになれる。
固執しない、執着を捨てること。
私の中では全部を、手放しました。
ぎりぎりまでいかないと、人間って、覚悟はできませんよね。
私は欲張りだから、とことんまで引きはがされる。」
はい、まさしく・・激しく共感します（-.-#）
「このダイアモンドって身につけるといろんな事が起こります。
石が大きければ大きいほど、いろんなことがやって来る。
でも、この石を信じよう、という覚悟が、大事だったのよね。」
「主人を見ていて、彼はつくづく、ヒーラーだな、と思います。
直感でやってることはすごいなぁと思います。
横にいて、小ざかしいことをいうのが 私ね（笑）
不安の方が先に立って、ついつい、計算してしまうんです。
あの人のすごいところは『信じる力』なんです。
素直に本気で思えてるっていうところ、それがすごい。
その『信じる力』があるから、
皆をここまで引っ張ってこれたんだと思います。」
そして２００６年３月、とても難しいと言われた
「完全反射のダイアモンド」の自社研磨に、
迫さんの会社で、初めて成功したのでした。
このダイアモンドをお二人は「アルカダイアモンド」と名付けました。
アルカとはサンスクリット語で、「太陽・光」を表すそうです。
まさしく太陽のように強い光を放つダイアモンドを手にして、
お二人は新たな世界に出発することになりました・・・。
つづく
お二人の共著が出版されました♪
☆「変わりたいあなたへ」迫恭一郎・迫ミレイ著
ビオ・マカジン社刊 （１２６０円・税込）
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株式会社アルカワールド info@arkadiamond.com
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