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メールマガジン「こころざし(志)通信」

2011年4月20日
関節鏡手術の達人、『自立の医療』を目指して(後編)

前編の配信が3月6日、
その直後、震災となり内容を 変更してお届けしていました。

今一度、こちらをお読みくださいませ。 
前編はこちら ↓
http://archive.mag2.com/0001115543/20110306080000000.html

鈴木 隆先生。
1967年生まれのお医者さまです。
現在、大阪赤十字病院 整形外科副部長。
スポーツ・肩外来 関節鏡手術担当。

京大医学部を卒業後、ほぼ順調に外科医としてのキャリアを積んできた鈴木先生に、
異変が訪れたのは2007年後半、40歳のころ。

「それまでタフに仕事をしていたのですが、仕事中に高熱が出て入院することになったり。
同時進行で、子どもが学校でトラブルがあって、
ひんぱんに呼び出されることが続いたり。

前任の病院で、患者さんからのクレームから裁判沙汰になり、
弁護士さんとの対応などに追われ。
大阪赤十字病院でも、逆ギレした患者さんに診察中に飛びかかられる事件があり、
しばらく トラウマになって診療に支障をきたしたり。
・・・まさに厄年でした。」

大殺界というか、天中殺というか(T.T)

「心身ともに疲れ果て、仕事量も減らしていたとき、
偶然、経営コンサルタントの船井幸雄さんの本に出会ったんです。
全く知らなかった『目に見えない世界の存在』を知りました。
もともと探求心が強い方なので、とことん勉強しました。」

ここで幸塾、という会合にも参加して人脈も広がり、
農業や経済、精神世界などを学ぶうちに経済と医療、納得のいかなかったことが、
つながり始めたそうです。

「2009年、10年は怒涛のように人の流れが広がり、
『にんげんクラブ』、『農業のNPO法人・GOP』や 政治家集団『龍馬プロジェクト』などに
関わるようになりました。

これからのリーダーはスピリチュアルなことを知らないと、駄目だと思いますね。
そしていろいろと学ぶうちに、だんだんと自分も「発信者」に ならねば、と感じて、
最近は講演会を主催する活動を 始めました。」

なるほど・・・。

厄年に起きたトラブルがきっかけで、人生観が変わり、
やがて 発信者になっていかれた、ということですね・・・。

「一人の医師として、これからの日本の医療システムに大事なキーワードは
『依存の医療から自立の医療』だ思っています。

現状は、医療を受ける側、提供する側の両方が依存する形になってしまっているんです。
患者さん側としては、診療費の自己負担が少ないことで安易に「治してもらう」姿勢になりがちです。

医療費の負担が少ないから、自分の力で治そう、
という自覚が希薄になってしまうんです、どうしても。

その上、病院側は、税金などの補助がないと成り立たない。
7割から9割が、保険負担。
治らないほうが儲かるという矛盾。
これはシステム上の問題なんです。

たとえば膝の人工関節の手術などの医療費を例に挙げると、
治療費は、実際には130万円かかります。
75歳以上の場合、保険料で90%負担して117万円引き。
高額医療費の7%補助で9万円引き。
自己負担は3%となって、なんと4万円!
130−117−9=4 (@.@)(@.@)(@o@)/

130万円がぁっっ → 97%引きの 4万円 !! えーーー、、、
有り難いのか、何なのか・・・。
それって・・・どう??? (T.T)

「実は、膝の人工関節手術に至る主な原因は肥満なんですね。
本来は食生活や生活習慣の改善をすべきなのですが、
患者さんは4万円で手術が受けられるがために、
安易な方向に治療に進んでしまう。

医療供給側も食事療法などに導けば、利益が出ない。
・・・結果として、相互依存になっている、というわけです。」

な、な、なるほど・・・(@.@;)
保険制度が害悪をもたらすという結果になってしまうんですね。
とはいえ、今後もこのままでは医療費は増えていくばかりです。

「そうなんですよ、だから、 低成長・超高齢化社会となったこれからは、
今までとは全く別の発想が必要になります。
高齢者医療の自己負担1-2割という低さが、
医療コストの自覚を希薄にして治らない依存医療を助長しています。

それにお金をかける手厚い医療が、本当にいいのかどうか。
食事療法や、運動など薬に頼らない方法でむしろお金をかけないほうが、
人々を本当の健康に導くことが多いんですね。」

はぁ・・・、治す力を引き出す医療、もしくは、病気にならないための医療ですね。

「そう、人には本来、自己治癒力がありますから。
だけど、もちろん、救急医療など、西洋医学でないと 絶対にできない分野もあります。
しかし東洋的な思想の医療もこれからは重要です。

そこで和合医療といって、東洋思想をベースに西洋医療と東洋医療の融合や
食と農を一体化して、自然農と医療を重ねるとか。
食は医療そのものなんですよ。
また、農と医療はそっくりなんです。

農を知ることで、医療の未来像が見えてきます。
そして日本には、高い医療技術と他分野の医療を融合できる土壌があって、
世界に先駆けて新しい自立の 医療システムを構築する潜在的な力があります。
そういうことを提唱して、今の医療の在り方を根本から見直すべきだと思っています。」

だけどそれは医療制度の改革が不可欠なので、政治の力も必要ですよね。
はい、それで今『龍馬プロジェクト』の政策ブレーンにも、参加させてもらっています。」

医療、農業、経済、政治・・・、
やはり、時代は、全体思想なのですね・・・。
(ということは、それって、東洋思想・・・)

やはり、鈴木先生のお話からも、日本は今、
抜本的に構造やしくみを変えるべき時に来ていることがよくよく分かりました・・・。

鈴木先生はお忙しいなか、震災の直後、有志からカンパを集めて、
救援物資を被災地に届ける活動もなさっておられました。
穏やかで、優しい先生です。

もしも整形外科に行くときは、ぜひ大阪赤十字病院でお世話になりたいと思いました。
鈴木先生、その折には、どうぞよろしくお願い致します。

***************************
大阪赤十字病院 整形外科
大阪市天王寺区筆ヶ崎町5−30
TEL:06-6774-5111(代表) 
e-mail : suzuki-51@hotmmail.com

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