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メールマガジン「気まぐれトーク」

2021年9月21日
「変容の9月」

さてこの9月になってから
六甲山と大阪・北摂を巡る2本のバスツアーと、

9月16日から20日まで
石川県加賀市〜広島県福山市〜和歌山・ゆの里へ
移動して濃密な毎日を過ごしています。

それぞれのイベントの詳細は
またブログに詳しく書くことにしまして。

まぁとにかく、時代は「自分軸」ですね。
拠り所とするものが大きく変わりました。

大きな流れに巻かれ、諦めて生きるのか、

それとも、小さくても手漕ぎのボートで
自分の生きたい方向へと漕ぎ出す気概を持つか。

その二つの潮流に分かれつつあります。

以前からずっとお伝えしていますが
250年続いた「地の時代」は
集団や組織に属して生きる時代でした。

そして昨年から始まった「風の時代」は
個としてのチカラを発揮して生きる時代。

この二つの時代を明確に切り替えるカギは
国家や組織からの「依存」から
いかに抜け出すことではないかと思います。

もっと突き詰めて表現すれば、

もはや昔のように、
「何となく生きていく」訳にはいかなくなった。

一人一人が、
「自分は何のために地球にやって来たのか」
それをしっかりと肚の底に据えて
生き抜く覚悟を持つこと。

まさにそれが、問われていると思います。

同じように「人間」の形をしていても、

ただ目の前の労働と快楽に埋没し、
ただ命をつなぐために生きていくか

天と地をつなぐ「霊長類」として
自然界の一部であると自覚して生きていくか、

今という時は、それほどの転換期が
訪れているような気がします。

この9月19日に福山にて7回目の
「女性のための社会学講座」で
日本の近現代史の流れを学びました。

元々、日本は島国であり、
かつては1万年以上も平和な縄文時代が続きました。

縄文時代の日本人は武器を持たず、
とても平和で安寧な国だったのです。

天皇を中心に2700年近くも一つの王朝が
倒れることなく続いてきました。

かたや地続きで絶えず領土の奪い合いをし、
「奴隷」ありきの文化を持つヨーロッパとは
全く異なる潮流を過ごしてきました。

ところが、約500年ほど前の
大航海時代のあたりから
世界中が白人によって植民地にされ
日本もその流れに巻き込まれそうになります。

それでも何とか、日本人は巧みに
危機をかわしながら生きて来たのです。

そして260年の長きにわたり
平和だった江戸時代が終わり、
欧米に対抗するために明治政府が生まれました。

日清・日露の戦いを経て、
さらに大東亜戦争に巻き込まれていくのです。

学校では侵略戦争だったと教わってきましたが
世界の大国の謀略によって、戦火の渦に
呑まれてしまったのでした。

そして終戦後、GHQによって
日本人の精神は骨抜きにされてしまいます。

その裏側には世界を牛耳る
国際金融資本の存在があり
「国家」という形の裏側には
目に見えないお金の流れがあり・・・、

うわぁぁぁ、

本当はそんなことになっていたなんて(ToT)

「それって陰謀論でしょ?」と言われそうですが

いえいえ、実際にお金の流れを追いかけ、
歴史の裏側を丹念に追いかけていけば
「事実」としてそれらが浮かび上がっていきます。

そういう一連の流れを知ってしまったら
もはや「戻れない道」を行くことになりますが(>o<)

そして、戦後の日本はひたすらに
「経済」「ビジネス」「お金」を目的に
必死で生きてきたので、

「何を軸に生きるのか」という根本的な問いが
見失われてしまいました。

さらに平成の30年間は
右肩上がりだった昭和の貯金を使い果たしながら
「日本はすごい」という昭和時代の幻想と共に
惰性で生きてしまった時間を過ごし・・・

令和になってからは
その悪影響が一気に表面化しています。

ある意味、そんな「背水の陣」的な状況の中を
生きているのが今の我々の実態です。

とはいえ、上っ面だけで世の中を眺めていることに
飽き足らなくなった人が
このコロナ禍でずいぶんと増えたのではないでしょうか。

今は自民党総裁選でメディアは賑やかですが
「国家のビジョンを語れる人がどこにもいない」
というのが、今の日本の政治家の実態だそうです。

そんな話を聞いていると暗澹たる気持ちになる。

でも、だが、しかし。

まだまだ日本に希望の光は消えていない。

少なくとも、
「世界で一番、水のように生きているのは日本人」だと
世界的な科学者が太鼓判を押しているのです。

そうそう、「水の如く生きる」という表題を
講演会のタイトルにしている理由を
お話したことがありましたっけ?

10年ほど前に、老荘思想の言葉の中に
「この世で最強の物質は水である」
という一文を教わったからです。

個体、液体、気体、何にでも
姿を変えることができる「水」は
最強の存在である。

変化変容の激しい時代に、
「水のように生きられたら最強だ!」と

単純に、思ったからでした。

そしたら、世界的なお水の語り部に
出会ってしまったという訳です。

生きるための極意は、水に学べ、と。

そして先日、訪れた石川県加賀市では
「加賀プロジェクト」という
有意の若者たちを中心に、官民一体となって
教育を柱にした町づくりが行われていました。

昔ながらの方法で、田畑を耕し、
保育のカリスマが真理に沿った保育を実践し

想いのある教師がの子供たちと一緒に
のびのびと「生きる知恵」を伝えていました。

「依存」から脱却し、
自分で学び、考えて、動くこと。

新しい学び方、生き方、働き方がそこにはあり、
何もかもが「風の時代」仕様でした。

話があちこちに飛びましたが、

今月はいろんな人に出会い、
いろんなご縁をいただいて
いろんな風景と場面を見せていただきました。

時代は確実に、移り変わっています。

少なくとも、私の周りではそうです。

ここから先は、けして平坦な道ではなく
安易な楽観視もできないけれど、

それでも、確実に潮目は変わっている。

その中で、自分で考え、自分で行動すること。

たとえ手探りであっても動いていくうちに、
必ず、何かに出会い、何かが見えてくるはずです。

自分の感性、感覚が頼りです。

「コロナ後」に向かって、
一人一人が行動していく時です。

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