2019年1月21日
「極まってるね・・・・」
年明け早々に、驚いたことがあります。
先日、親しくしていた方の訃報を耳にしました。
２年近く、闘病された末の旅立ちでした。
「必ず元気になって、この経験を活かして
皆さんにまたお伝えしていくわね。」という言葉を
周囲の誰もが信じていたのですが。
世間では、「人生１００年時代」といいますが、
けしてそれは、万人に保証されていることではない、
ということを痛感しました。
果たせなかった約束は、幾つもありました。
年明け早々から、
「生きるということについて」
「自分の生命の使い道」
「日々の物事の優先順位」
などを、真剣に考えざるを得ませんでした。
今年は、あらゆる意味でとても大切な年です。
世界的に見ても、大きな転換期であることは
間違いないですし、
個々人の生き方の上でも、今までと同じことを
漫然と繰り返すだけでは、いけない。
でも、何かを変えようとすると、どうしても
何かを加えていくことに目を向けがちですが、
これまでの動きの中で、
手放すことや、そぎ落とすことを
抽出しておこうと思いました。
拡大ももちろん大事ですが、その前に、
フォーカスを絞り込むことを痛感した次第です。
昨年、「もう、十分やりきった」と
思えたことのいくつかを、手放しました。
だからこそ、そこで生まれたスキマについて
漠然と過ごしたり、なんとなく埋めるのではなく、
やりたいことも、はっきりさせますが、
やりたくないことも、
はっきりさせようと思います。
実はつい先日、あることについて、
一線を引くという、決断を下しました。
今までの自分ならば、あり得ない選択でしたが、
いろんな方面から考えに考えて、
自分の中でどうしても「GOサイン」が
出せませんでした。
そして、ものすごく勇気を振り絞って
「手放す」という結論を出したのです。
もしその件を一端、引き受けてしまったら
私は延々と、意に沿わないことを
やり続けていかねばならなくなり、
毎回毎回、そのストレスに苛まれることに
なることは必至でした。
そんな矢先、先述の知人の訃報が入ってきたのです。
たとえ人から非難されたとしても、
「限られた時間を無駄にはできない」と思い定めて、
意を決することにしました。
個人セッションでお運びになる方のお話を
伺っていても、
「なんだかこの１月は、極まっているなぁ・・・」
と思います。
限界を突破したり、せき止めていた感情が溢れたり、
古いものが一気に瓦解したり、気力の限界を味わったり
というお話もよく耳にします。
新旧交代のエネルギーが交差していますね。
そうやって、「本来の自分」への道すじが
より明確になってくるのだと思います。
かくなる上は、「本来の私」を生き抜く、
ということについて
覚悟を決めるしかないのだと思います。
私のように、年明け早々、ショックな出来事に
見舞われた方も、おられるかもしれません。
でも、これはきっと、次のステップへ進むための
大事な通過点なのだと思います。
たとえ大きな喪失感を味わったとしても
そこから派生するのは、
再生と生まれ変わりへの道なのだと思います。
少々、キツい１月かもしれませんが、
今日の満月を乗り越えた後に、
何らかの光明が差してくるような気がします。