2011年9月12日
今宵はお月見♪
昨日は、「9・11」。
言うまでもなく、アメリカのテロ事件から、10年、
東日本大震災から半年という節目の日で、各地でイベントが
開催されたり、テレビ番組で特集が組まれていたりしました。
また地震が繰るかも?!という予言(?)めいた話などもありましたが・・・
まぁ、アタマで予測できるような範囲のことは
たいてい、当たらないものです・・・(笑)
予測不可能。
想定の範囲外。
人智を超えたところにある、思いがけないこと、というのが
天の配剤なのではないか、と痛感します。
そう、大体、人間のアタマで予測できる範囲を
はるかに超えていることを、天災、天変地異と呼ぶのです。
ところで、先月の末、誕生日を迎えたことで
何かが、ひと段落した、という感じが 個人的にはしています。
いえ、天変地異がとか 世界経済が、というレベルではありません。
あくまでも、自分の中の何か、ということです。
それが節目、ということなのかもしれませんが・・・(^^)
「自分なりに、精いっぱいやった、という達成感に近い感覚が、
その節目のサインなのだと 思うことがあります。
まっとうする、とはあくまでも
「何かを完結させるということだけではない」、
という感じることがあります。
たとえば 夫婦関係のご相談なども時々、頂戴するのですが・・・
あくまでも「添い遂げる」ことがまっとうする、ということでは
ないんだな、という感覚です。
それよりも、お二人の関係性が
「その場、その空間の中で、果たすべきことが終わった」
あるいは、「双方、学ぶべきことが終わった」というか・・・、
もっとスピリチュアル的に表現すると
「カルマの解消が終わった」ということかもしれません(笑)
いろいろやってみた上で、「やっぱり二人は分かり合えない」
という結論で、終わることもありえる、と思うのです。
その結論に至るまで、精いっぱい努力した、ということであれば、
それでいいのではないかな、と思うことがあります。
分かり合う=まったく同じ考えに重なる
といことではないのでしょう。
あなたと私は、考え方が違う、ということだったんですね。
そしてお互いが違う、ということを尊重し合いましょうね。
その上で、一緒にいるのか、違う道を行くという選択をするのか、
結局は、そういうことだと思うのです。
ワンネス、とか一つになる、ということを
スピリチュアルな世界でも、勘違いしてしまうことがありがちです。
一つになる、というのは、皆が同じ方向を向く、ということだと
私も、昔は、思っていました。
でも、そういうことではなくて、
この星は「多様性」を 認め合うことを学ぶ場所だと、
そういう理解になってきたのです。
すべてを 一つにまとめようとすると、制限や制約が生まれます。
戒律を作って、人々を束縛しようとしていきます。
あるいは、カリスマが現れて、一つの方向に向かって
リードようとします。
そういうことが必要な時代もありましたね、確かに。
けれど、スピリチュアルの世界を学ぶにつれて、
「より自由度が上がること」が、
心地よく、楽しいことなのだと たくさんの場面を通じて
体感・実感してきました。
自由度が上がる、ということは同時に責任も求められます。
要は、自立しているかどうか、ということが問われるのです。
自分で考え、自分で判断し、自分で行動し、自分で責任を取る。
誰かの言葉や、メッセージも、もちろん参考にはしますが、
その後、物ごとを見て、判断するのは、やはり自分自身です。
たとえそれが神様からの言葉であったとしても・・・。
答えは、「自分にとってどうであるか」
それが心地よいか。心地よくないのか。
楽しいのか、楽しくないのか。
もっともだと思って、それを選ぶのか。
アタマではわかっているけれど、今は受け入れがたい、のか。
受け入れがたいけど、今はそれが必要だと思うから
嫌々ながらでも、受け入れようとするのか。
自分の「良心」にフォーカスしていくと、
おのずと自分の中の 本当の答えが観えてきます。
だけど、もう一つ大事なことは 探し当てた「答え」も、
自分の中で、ということも時間を経ていくと
いつのまにか、変わっていることもあるでしょう。
ですから、「今の自分にとって、どうであるか」という
そう、その『今』の自分の感覚を、
常に大事にしていく、ということなんですね。
それがアンテナを張り、サインを読み取る、という
ことなのだと思うのです。
サバンナの動物たちが そうだと思います。
今は、空腹なのか。
今は、のどが渇いているのか。
今は、休息のときなのか。
完璧に、今の自分の状態に合わせて動き、判断し、行動していますね。
一つ判断を読み間違えれば、すなわち死もありえる。
ギリギリの生と死のせめぎ合いの中で、必死で生きている。
冒頭で述べたように、天変地異も、世界経済も
これからどうなるのか、一市民である私には、まったく予測がつきません。
けれども、サバンナの動物たちのように
自分自身の内なるサインを頼りに、
生と死のせめぎ合いの中で
真剣勝負の生き様を呈しながら
必死で生きていく。
ぼーっとしていちゃ、だめなんだ!
などと最近は思ったりしています。
あ、でもたまには、きれいなお月様を見て
ぼーっとする時間も、大切だと、思いますよ(^o^)/
そんなわけで、今宵は、つかのま、
お月見を楽しもうではありませんか♪