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メールマガジン「気まぐれトーク」

2010年5月28
3本の柱

この5月は昨年、決定したことの結果や結論を受け取るという月だったのだそうだ。
メディアを見ていても沖縄の基地問題、株価の下落など、
去年から諸問題の結果をまさに見せられている。

良いと思うことも悪いと思うことも両方だ。
この5月、個人的にはかなりいろんな人と会っていた。

3月ごろから玉突き状にさまざまな会合に出ていたのだが、
その流れが一つにまとまり始め さらにあっちこっちに出向くことになった。

つい先日、それこそ社会人になってからの流れ、
昨年秋に出した結論の流れ、
今年に入って紡ぎ出した流れ・・・が集約して一つの道になった。

これまでこつこつと積み重ねてきたことが、
ようやく一本の道というか、一本の河の流れにまとまったというか・・・。
自分でも驚いた。

長いことスピリチュアルとビジネスという二つの流れを意識してきたのだが、
突如としてもう一本の流れが現れた。

各個人の人格を高め、
ミッションに導かれその道のプロになれば、イヤでも社会の役に立てる。
イコール国家形成になる。
そういうことを教わった。
・・・なるほど。

今まで私は、それぞれの人が自分のミッションを探し、
それが 見つかったら、あとはひたすらまい進していればいいと思っていた。
「その先にあるもの」があったということだ。

ミッションに開かれた人が心をあわせて集まれば、国が治まる。
最近、若手の経営者たちがこぞって
「このままでは日本はダメになる」という危機感を抱いている。
「このままではいけない」という思いを強くしている。

けして彼らだって本業が左うちわって訳じゃないが、
だけど自分の会社の経営と同じくらい 国家の先行きを懸念している。

30代前半から40代の彼らは、真摯に憂いている。
大望を意識している。
まさに、そういう世代なのだろう。

彼らは総じて名誉欲や権力欲・物欲には、醒めているように思う。
「そういうことよりも・・・」と、優先事項が一昔前とは違うのだ。

彼らを見ていると「自分さえ良ければ」という発想が薄い。
いいものは伝え合って一緒に良くなろうという発想が、
誰に教えられるでもなく自然に出来ている。
優秀だと評価される経営者ほどそうなのだ。

習わないでもできるというのは、そういう資質を持っているということだ。
ポーズやリップサービスではなく、あくまで自然体なのだ。
だから裏表がない。 

ウソやまやかしがない。
21世紀は、虚偽やごまかしが通用しない。

全部、透けて見えてしまうのだ。
裏にあったものが、歴然と表に出てくる。
そこに気付けないなら、流れに乗りそこなうことは必至だろう。

2013年になれば、おのずと雌雄は決すると思い、
私は黙って観ている。

もちろん私自身も己の信念に基づいて動いた結果、
淘汰されるのならば、それも必然だろうと思っている。

「光を観る旅」というツアーを通じて、
日本という国の 素晴らしさ、すごさを目の当たりにする。

足元には、こんなに素晴らしい文化があったのだと改めて気付かされる。
それを築いた先人たちの思いも、同時に感じる。
改めて「礎(いしずえ)」になるものを 今こそ、創り上げる時期だと思うのである。

個々人の精神性という土台。
日々営んでいる生業という土台。
日々暮らしている日本という国の土台。

この3つを活性化するために、今の自分に何ができるか。
己の「ミッション」を改めて問いかけた思った5月だった。

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