2023年9月
「自分を整える」
酷暑続きの今年の夏でしたが、
気付けば9月に突入していました。
体力が消耗している方も多いせいか
風邪が流行っているようです。
さて2023年は数秘では
「サイクル7:休息」の年です。
そして9月の月サイクルも「7」になります。
天空を見ていると水星や金星、冥王星など
6天体が逆行中なので、もどかしさや
スムーズに動かない感じがあるかもしれません。
がしがしと物事を進めるというよりは
足場固めをしたり、整理整頓や断捨離などをして
地味な時間の使い方をすると良いように思います。
この8月に1週間ほどタイのチェンマイで
瞑想三昧の日々を送ってきました。
初めて訪れたチェンマイは、
平和と調和に満ちたところで、
かつてお釈迦様も滞在したことがあり、
市内に200もの寺院があるそうです。
少しだけお寺巡りもできましたが、
金色に輝く仏像がたくさん並んでいて
圧巻の光景でした。
街なかのあちこちに金銀に輝く祠があり
人々の生活に信仰が溶け込んでいます。
「ほほえみの国」と言われる理由が
よく分かりました。
最近、身の周りで「瞑想」という言葉を
よく耳にする機会が増えました。
インド占星術に詳しい方によると
今の日本は「ケートゥ期」という時期にあたり、
約7年間ほど、内省、内向きの期間だそうです。
ではその時期に国民が取り組む最適な課題が、
なんと「瞑想すること」なのだそうです。
もともと日本には「座禅」という習慣があります。
心を落ち着ける、大宇宙を感じる、「無」になる
という精神を日本人は大切にしてきました。
武士道の精神と共に、
「本来の自分に立ち戻る」ということを
重要視してきたのですね、
戦後の日本は経済発展こそが人生の目的、
というような生き方をしてきましたが
バブル後は、方向性を探しあぐねたまま、
現在に至っています。
戦後80年近く続いたシステムが崩壊した後に
リセットと再スタートを切ることが
できるのではないかと思います。
大局的な流れも、崩壊への道を刻一刻と
水面下で進んでいることを感じるのですが
なかなか表に出てきませんね。
いずれにせよ、私たち個々人は
次の「流れ」に向かって
粛々と歩みを進めていくことが必要だと思います。
いざという時のために心構えをしている人と
そうでない人との違いは大きいと思います。
精神的にも、また身体的にも、
「自分を整える」ということに
注力しておきたいなと思う今日この頃です。
残暑も続きますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
AKIKO.HASEGAWA