2010年6月21日
体当たりのクリエイター、美しきネイルの魔術師
出会いの場面から、彼女は直感と行動力の人だった。
ある交流会のパーティで名刺交換してすぐ、サラダをつつきながら一言。
「で、この土曜日、さっそく観てもらいたんですけど＾＾」
なんと決断の素早い女性かと思った。
直感と行動。
彼女の原動力は、この二つだと思う。
中村純子さん。
ワンタッチネイル株式会社 代表取締役。
世界初の「20秒で変身できるワンタッチネイル」を考案し、2005年特許を取得。
素人から見れば「付け爪？」と思うのだが、これがタダモノではない。
「ネイルのアクセサリー、ネイルジュエリーです」と彼女は語る。
チップのデザインは軽く100種を超え、
その一つ一つが手作り。
デザインも、もちろんオリジナル。
ネイルチップの裏側に加工された特殊な粘着剤によって、
あっというまにキレイな爪先に変身できて外すのもカンタン。
しかも粘着剤は半永久的に復活させることができる。
ネイルサロンでかかる時間と経費を考えると、
多忙を極める女性たちにはこれほど心強い味方はない。
ネイルアートを諦めていた主婦やＯＬ、手を使う職業の女性たちに絶大な支持を集め、
日々ファンを増やし続けている。
思わず私も一つ購入したのだけど、
キレイな指先を得るのに
あまりに便利でカンタンなのに驚いた（@.@）
そしてこのワンタッチネイルを同世代の中村さんが、17年前に独自で開発し、
販路を開拓し今に至るということも。
とにかく中村さんはポジティブ。
そして行動派。
「四の五の言ってないで、走りながら考える！」という女性である。
だけどパワフルというよりも・・・しなやかさと美しさ。
行動力は男性的だが、あくまで女性としての華やかさとたおやかさをけして失っていない。
それがまたカッコイイ。
うーん。
女性社長の鏡だ（＾＾；）
ついつい「女性性」を脇においやってしまう私は尊敬してしまう。
中村さんが創業したのは17年前。
アパレルの営業事務から、衆議院議員秘書という異色の経歴。
1993年、大好きだったネイルを生業とするべく、創業。
しかしネイルサロンなど全国に数えるほどしかなかった時代。
「なんで、ネイルだったんですか？」
「好きだったからです（*＾.＾*）」
・・・なんと単純明快な言葉であろうか。
「小さいころから、ものを作る、というのは私にとって自然なことでした。
洋裁や編み物が得意だった母の影響は強いと思います。
だから私も洋服や編み物は、自然とできるようになっていましたし、
キレイなものは大好きでしたから」とはいえ、会社を一つ立ち上げるんですよ。
並々ならぬ苦労があったのでは・・・（汗）
「右も左も分からないままのスタートで、いつも走りながら考えてきました。
商品を作るのも工場で一つ一つ手作りです、今でもそうですけど。
粘着剤やネイルオイルなどは、いろいろな方が助けて下さって一つずつ出来上がっていきました。
営業は美容院やショップなどを一軒ずつ訪問して、商品の
説明をしていきました。
流通に関する専門用語も知らないから、商談をしてはオフィスに戻って用語の意味を調べていました。
ちらしも自分でワードで作って、カラーコピーして作ってました。
だけど元来もの作りが大好きだから、全然、苦にならないんですよ。
自分で工夫して、成果が出ることが楽しかったですし♪
雑誌に取り上げてもらうために編集部の電話番号を調べて、
担当者に直接会えるようなトークを考えて・・・。
でもお会いして、現物を見てもらえると反応はすごくいいんです＾＾
そして雑誌に取り上げられると大ブレイク。
08年には「笑っていいとも！」にも出ました、
あの時はすごい反響でした。」
・・・無から有にするエネルギー。
商品の開発から販路の開拓、それを独力でやり続けたことに私は敬服する。
「いえ、けして私一人だけの力ではありません」と中村さんは、明るく笑うけれど。
基点・発点になる中村さんが諦めたり、辞めたりしたら、
今日のワンタッチネイルは存在しないわけで。
「つらいことも苦しいことも、もちろんあったけれど何より、
「好き！」というエネルギーは女性にとって
一番の強みですね。
私、ネイルが大好きなんです。
このワンタッチネイルも、社員の皆や代理店の方々も、
私にとってまるで大切な子どものような存在。
最近は なんだか母親のように 愛しく感じるのです。」
好きこそものの上手なれ。
自分の好き・得意がビジネスになる、という典型。
中村さんのようにワンタッチネイルを愛し、
大切にしたいと思う代理店さんも全国に増え続けている。
また、世界中の女性の指先を飾ることも、彼女にとっての大きな夢。
きっと世界への扉も持ち前のバイタリティで、
体当たりで開いていかれることと一ファンとして楽しみにしています。
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ワンタッチネイル株式会社
東京都目黒区東山１−４−１３ＡＳＡ東山ビル３Ｆ
TEL 03-5722-1517 FAX 03-3711-6222
URL <http://www.bodynailclub.co.jp/>
blog <http://ameblo.jp/bodyontouchinail/>