2014年10月
「自然界の一部として」
早いもので、今年もいよいよ１０月となり、残り３か月となりました。
本当に年々、あっという間…に感じています。
また大きなニュースが入ってきました・・・。
広島の土砂災害に続き、御嶽山での噴火。
行方不明になられた方々が少しでも早く救助されますよう、
また、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
自然界の中で「生かされている」存在なのだということを
いい加減に、人間は気付かなければなりません。
その意味では、もう「待ったなし」という状況なのかもしれません。
今回の噴火についても「予測不能」だったとか「想定外」というのは
あくまでも「今までの常識」に照らして、ということであり、
今後は、自然界のサインに敏感に察知し、
小さな出来事も、大きな警鐘として見逃さないように 務めることが、
被害を未然に防ぐたった一つの策だと思います。
実は、御嶽山の火口付近では、９月に入ってから 噴火が始まっていたそうですし、
火山性の地震も続いていたそうです。
「危機意識」というものが最大限に働いていれば、
もっと早い段階で、入山制限もできていたのかもしれません。
あまりにも人類は、「人間中心」「経済中心」という
エゴを振りかざして生きてきました。
おそらく、ここからは「自然界中心」に戻されるだろうと思います。
人間も自然の一部だということをわきまえて過ごさないと、
ここからは何事も進まないだろうなと思います。
これは人間界の中にいても同じことで、
「自分が」「お金が」という思想を優先していては
ものごとはうまく進まないだろうなと思います。
このところそういう「全体思想」を感じています。
全体のことを主体、主眼に置くか。
自分のことを主体、主眼に置くか。
ただそれだけのことでも、何か、目に見えないくじ運というか、
大きな流れのスパイラルというか、組み込まれる流れが
大きく違ってくるような気がします。
日常生活、仕事、経営、すべてにおいて、
それが顕著になっていくだろうと思います。
１０月に開催する八ヶ岳での「光を観る旅」でも、
なにか そういうことがキーワードになるような気がします。
普段、開催している都会の中での「光を観る旅」とは
まったく動き方が異なるかもしれません。
「自分の行動や考えが、全体にどういう影響を及ぼすか」
ということが、、おそらくとても大事なテーマになると思います。
宇宙や自然と同調して生きる、ということが
「縄文」の最大のテーマだからです。
いつも私は考えるのですが、海でも、山でも、
すべての動物や植物などの生物は、
それぞれが思うままに、したいように暮らしていながら、
それでいて、完璧に調和しているのです。
そこに、独特のエゴを持った人間が入ることで、
全ての調和が乱れてしまうことになる。
それを考え始めると、夜も眠れなくなるのですが（苦笑）
でも、人間も、いわゆる「覚醒」した状態になると
したいようにして、
感じたままに動いていても
いつのまにかすべてが調和しているのです。
不思議なことに、そういう世界に住むことになるのです。
そういう「ゾーン」に入った人が、
この地上に一人でも増えることがすごく大事なことだと思いますし、
そういうことへの一助となればと思い、このお仕事をしています。
そう考えから、もしも、何らかの出来事であっけなく
天に呼び戻されるとしたら、それが寿命ということなのです。
実にあっさりとしたものです。
人間、必ずいつかは死ぬのです。
どの人も等しく、「死」に向かって着実に歩みを進めているのですから。
ということで、なんだか最後は難しい話になってしまいましたが、
これからは、この「ゾーン」状態で、生きていきましょう。
AKIKO.HASEGAWA